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55年の時を経て届いた昭和のビーズ本:ビーズ編みがま口は昭和30年代

2022/10/10
流行のビーズ

タイトルに“流行の”ってあるくらいですから、やはり昭和30年代にはビーズ手芸が流行っていたんですねぇ。
昭和37年(1962年)発行の手芸本 流行のビーズです。当時の価格は280円。古本屋さんで購入しました。どんな方が所有していたのかなぁ。折り目もなく、型紙や当時のアンケートハガキも挟んでありました。丁寧に使っていただいて、55年の時を経て手に取ることができました。

ビーズ編みのルーツ

ちなみに、こちらの表紙の作品は...『虹のバッグ』というタイトルがついていました。三好高湖さんのデザインで5色ボカシのレース糸に透明ビーズをあしらったものです。半世紀が経過しても可愛いですよね。

この本にはビーズ編みとビーズ刺繍作品が69点掲載されています。とても内容の濃い1冊でした。
凄いなぁ...と思うのは、私が今作っているビーズ編みがま口などは、すでに昭和30年代に確立されていたということ。写真を見てわかるとおり現代と同じ仕上がりです。

ビーズ編みのがま口やバッグを最初にこうしよう、ああしようと考案したのは、いったいどんな方なんだろう。もしかして、海外の方なのかなぁ。などと想いをめぐらせながら読みふけっていました。
最初に考案した人って凄い...💛

昭和の手芸本 ビーズ編み

この本以外にもビーズ編みの本は多く出版されていて、今と変わらない素敵な作品に出会えます。

昭和の手芸

昭和ってやっぱり凄いな~って思います。高度経済成長期のお母さんたちが忙しい家事や子育ての合間にこういう手芸を楽しんでいたんですよね~ 今ほど物がない時代のはずなのに、こんなにちゃんと手芸の材料が揃っていることにも驚きです。👀

編み物や洋裁なども昭和30年代の手芸本を見ると、今でいう昭和レトロ感が満載で、うっとりしてしまいます。デザインも可愛いし、個性が溢れていて、色もカラフルで楽しい。昭和の手芸本のご紹介でした...